第三回は下でも記事にして頂いた、
鏡 貴也 さんです。
平成14年に本誌である「 ドラゴンマガジン 」誌上で開催された第4回「 龍皇杯 」でみごと第4代目龍皇になって以来隔月発刊など、凄い勢いで突き進んでいる富士見の人気作家さんの一人。
現在も富士見ファンタジア文庫で、「 伝説の勇者の伝説 」シリーズ・「 武官弁護士エル・ウィン 」シリーズを発刊中。
両作品にも共通することだが、鏡さんの作品は主人公が自分の無力なところがあるところを自覚しているところや、それでもなんとか前へ進もうとする意志の強さ、他のキャラクター達の激しいまでの感情が溢れています。
私もそうだが、そんなところが現実に凄くフィードバックしたりして感情移入が他作品より実感出来るのだろう。 他作品が「 読み進んでいる 」と感じるのに対し、鏡さんの作品は「 感情がリンクする 」という感じになる…。
両作共に 義仲翔子さん ・ とよた瑣織さん という優れたイラストレーターさんに恵まれ、現在は「 エル・ウィン 」シリーズは本編9冊・外伝1冊で第一部完となっていて、続刊が楽しみな状況。 「 伝説の勇者の伝説 」は先月(10月)に最新刊9巻が発刊され、11巻目でこちらも第一部完になる予定のようだ。
しかし鏡先生の特長といえばやはり連続発刊や隔月発刊が出来る執筆スピードではないだろうか。 各巻のあとがきや自身のHP「
鏡 貴也の健康生活。 」でも書いている通り、死ぬほど忙しいのは超敏腕担当さんの地獄のスケジュールのせい、という話もあるがやはりそのタフさは読者としては心強いものである。
…ただ、HP上の発言通り、あまり健康な生活はなされていないようなので、是非身体には気を付けて頂きたいです。(笑
< 作 品 一 覧 >
武官弁護士エル・ウィン シリーズ
◎ 武官弁護士エル・ウィン
◎ ハタ迷惑な代理人
◎ 検事官お年ごろ
◎ 被害者はどこにいる?
◎ 法廷の魔術師と呼ばれた男
◎ 執行猶予のバカンス
◎ かぎりなくクロに近いグレー
◎ 迷宮からの脱出
◎ やりきれない破滅への序章
◎ 私が望んだ私の世界
◎ ロマンチックはままならない
以下続刊~
( イラスト 義仲 翔子 )
伝説の勇者の伝説 シリーズ
◎ 伝説の勇者の伝説 1
◎ 伝説の勇者の伝説 2
◎ 伝説の勇者の伝説 3
◎ 伝説の勇者の伝説 4
◎ 伝説の勇者の伝説 5
◎ 伝説の勇者の伝説 6
◎ 伝説の勇者の伝説 7
◎ 伝説の勇者の伝説 8
◎ 伝説の勇者の伝説 9
◎ 脱力のヒロイック・サーガ
◎ 無気力のクロスカウンター
◎ 暴力のファーストコンタクト
◎ 魔力のバーゲンセール
◎ 魅力のオーバーヒート
◎ 死力のダンスパーティー
以下続刊~
( イラスト とよた 瑣織 )