◎ 灼眼のシャナ XI (著/ 高橋弥七郎 イラスト/ いとうのいぢ )
あいだに2冊番外編が入ってるんで、久々の長編ですねぇ~。 アニメも始まったしスゴイ人気です。
やっと主人公悠二に日常が帰ってきた。 そして迎える清秋祭。 だがその裏で新たな火種がどんどん芽吹いていく…。
今回のメインは学園祭である「 清秋祭 」。 そのイベント広告の為に仮装してご近所を練り歩くパレードの配役で一悶着おこる。(笑 結局悠二と吉田さんはロミオとジュリエット、シャナと愉快な仲間達はオズの魔法使いの扮装で町へ出、最終的にはシャナがベスト仮装賞をもらう……。
だが裏では悠二はとうとうシャナ・アラストール・ヴィルヘルミナの許しを受け、とうとう封絶をはる試験を行う。 あっけなく悠二は封絶をはるがなんと炎の色が銀色だった…。
トーチが発する炎の色はそれを喰らった"徒"の色を薄めた淡い色合になる。 シャナが来る以前御崎市で策謀を張り巡らせていた"狩人"フリアグネ一党に喰われたのならその炎の色は淡い白色になるはずなのに……。
しかも銀色の炎と言えばマージョリーが追いかけている人物の炎の色でもある。 結局確かになる事は一つも無く物語は進んでいく…。
今回はストーリーの合間合間に「 何かが移り進んでいく 」様が描写されている。 ソレは「 永遠の恋人 」の片割れである"彩瓢"フィレスが零時迷子に閉じこめた恋人ヨーハンを捜す自在法で、この巻最後には巡り巡り悠二を発見する所で終了する。 次巻はとうとうフィレスが登場するんだろう…。 ただシャナは悠二の封絶成功により今までの焦りが消え些細な事が気にならなくなっていく。 自分に近しい存在になった悠二を嬉しく思い、これから起こっていく事態全てに覚悟を決める。
う~ん、正直どんどん話が広がり過ぎて気持ち的には「 早く続きを読ませろ~!! 」って感じですね。(笑 もちろんベルペオル達も関わってくるだろうし、マージョリーもやる気満々だし、フィレスは来るし…。 なんか次巻はスゴイ展開になりそうですねぇ~♪ 楽しみです!!