第 05 話 「 旅をする沼 」
とうとう化野先生の登場♪(笑 どうやらDVDボックス1巻(1話~2話)は2話収録らしいけど…もしかして1クール終了かな…。
物語はギンコが知人で収集家の化野先生の所にいる所からはじまる。
”阿の角”(柔らかい角 参照)や”しんらの創った杯”(緑の座 参照)を譲り受けたい化野にギンコはある条件を出す。
化野の住む漁村へ向かう山中、ギンコは何度も沼を目にする。 そしてその沼に寄り添う少女(いお)と出会う。
いおの髪は沼の色である「 碧 」で、ギンコが話を聞くとこの沼は移動し続けており、いおも自分を許し・助けてくれた沼と一緒に来ているという。 そしてギンコが就寝している間に沼といおは最終地点であり、終わりの地である海へ向かい移動を始める…。 ギンコは止めるが、いおは沼と去ってしまう。
そして沼が移動した跡に残る草を見てギンコは悟る。 あの沼は水蠱という液状の蟲のなれの果てであり、人間がそれを間違って飲むと常に水に触れていないと呼吸が出来なくなり身体が透け始める。 そしてそれを放っておくと身体が液状化し、流れ出してしまう…。
なんとか沼といおが海に出る前に捕まえたいギンコは沼が昔の川跡である地下水路を移動しているコトをつきとめ、化野の協力により漁民と集め河口に網をはり待ちかまえる。
…しかし、沼といおは予想通り流れて来るが捕まえられず、着物だけが残る…。
ギンコの脳裏には未だに答えの出ない、廉子を結果的に蟲にしてしまったコトへの想いが渦巻く……。
だが翌日漁師の網にいおがかかる。 海に沼の成分を抜かれ寒天状にはなっていたが生きていた。 沼の死を嘆くいお、そして数万年を生きる沼の最後の旅に同行出来た事を感謝する…。
暫くするといおの髪も黒く戻っていくが、沼の死んだこの海で自分の力で生きていくと考える。
そして山中で再び沼を見るギンコ。 どうやら沼の子孫はちゃんと残っているらしい……。
今回のイメージカラーは「 碧 」、伝えたいのは「 生命 」とか「 流れ 」といったものでしょうか…。 未だに廉子を結果的に蟲にしてしまった事を悩むギンコ。 答えの出ない想い。 ギンコの根本にあるものがまた少し出てきましたね。
次回は原作2巻3話目の「 露を吸う群れ 」です。