早いもので今年もあと2日になりましたね。 今日は久々に書庫の整理をしようと考えていたんですが、心半ばで挫折してしまいました。(笑
まあ、明日には大掃除をしないとマトモに年越しが出来ないので頑張ります♪
そんな感じで今日はだらだら過ごしたんですが、棚に飾ってあった写真を見て少し思い出が出てきたのでたまには真面目に考えているコトでも書いてみます。
・・・・・・友人達が最近自分の「 小説 」なんてモノを書き出したから感化されてるのかもしれませんね。(笑 まあ、こちらはノンフィクションなんですが。
暗くなる話しなんで嫌いな方はスルーしてください~。
人は忘れないと生きていけない生物です。
どこかのお偉いさんが言っていましたが、人間の心とはそれぞれ「一定の大きさの器」だそうで、個人差はあっても感情や記憶がその器の容量を超えてしまうと壊れてしまうんだそうです。
故に忘却とは心の自己防衛策なんでしょうね、よく出来ています。
キングは4年前に家族を病気で亡くしました。 悪名高い「 癌 」というやつです。
当時の仕事先でその事実を聞いた時には既に担当医に「 もっても半年 」と宣告されました。
目の前が真っ暗になりました。 あまりの突然に、ドラマの様な展開に笑いたくなりました。 しかし現実はドラマなんかより遙かに惨たらしく呪いたくなる程残酷でした。
今までそばにいるのが当たり前だった人がどんどんやせ細っていく、心では絶望しながらも本人には偽善の様に笑いかける。 大切な人がもうすぐいなくなるのに大したことも出来ない苛立ち、ぶつける所のない怒り。
正直、当時は気が狂いそうになる寸前だったんでしょうね。 荒れて全てを壊したくなったりもしました。 その後「 自分はこのまま生きていけるのかな 」なんて考えてましたが、人間は現金なもので冒頭に書いた通り、「 忘れられる生き物 」なんです。 陳腐な言い方をすれば時間が少しずつ傷を忘却し、「 思い 」を「 想い 」に変えて行くんですね。
いつのまにか今まで”生を背にして何も考えず走ってきた”のが今では”死を見据えてゆっくり進んでいく”にシフトチェンジしました。 人生何歳まで楽しめるのか分からないですが、「 忘れるモノ 」以上に今出来るコトを最大限に楽しみたいですね。